英単語の暗記は苦しいですよね。ですが、その苦労を乗り越えたら、ゴールに1歩、いや2歩、3歩と近づくはずです。
世の中には英単語の学習方法はたくさんあります。「英単語 覚え方」などで検索すると、人それぞれさまざまな方法を提案していて、そのどれを試しても中途半端に終わるという方がたくさんいるのではないでしょうか。
そこで今回は、なるべく最速で英単語帳をマスターする方法をお教えします。(筆者はこの方法で1万語以上の英単語を覚えました。)
1. 一つの学習方法(単語帳)に固執する
良さそうな覚え方をいろいろやってみても、単語はなかなか定着しません。まずは、「これだ!」と思う方法を一つ選んで、愚直に継続してください。魔法のような方法はありませんし、どの学習方法でもすぐには成果が出ません。途中で他の方法に変えることは、今までの学習を一からリセットするようなものです。重要なのは、少なくとも一か月毎日続けることです。
単語帳にしても同じです。繰り返し同じ単語を見返した方が、確実に記憶に定着します。単語帳は、正直どれを使っても大差はありません。一つの単語帳をどれだけ深く学習したかが、結果につながるのです。(個人的には、左に英単語、右に意味がのっているシンプルなものが好みです。)
2.単語の覚え方(実践編)
では、単語帳を使った学習方法を実際にやってみましょう。
ここでは英検の単語帳、パス単を使って解説していきます。
上の画像のように、日本語の意味を適当な紙などで隠します。
個人的には、付属の赤シートよりも紙で隠すことをお勧めします。
赤シートは赤字を隠せても、黒字は隠すことができないからです。
次に、上から英単語の意味を思い出すという作業をしていきます。
上の画像で言うと、 inane→「ばかげた」、innate→「生まれつきの」 という具合です。
意味が思い出せなければ、すぐに紙をずらして意味を確認します。
一番下の単語までこの作業をやったら、また上に戻って、同様の作業をします。
そして、ページのすべての単語の意味を言えるようになったら、次のページに進みます。
この作業をひたすらやっていきます。
「思い出す」という行為が記憶の定着に良いことは、科学的に証明されています。
なので、単語帳を眺めるだけでなく、「隠して思い出す」という作業も取り入れてほしいと思います。
1日で覚える単語は、100単語が目安です。
「多すぎる」と思うかもしれませんが、英単語は短期間で一気に覚えてしまった方が、効率的ですし、何より楽です。
1日5単語ずつなどと謳っている単語帳もありますが、そのペースだといつまでたっても終わりません。
復習の目安ですが、まず翌日に同じ単語を復習したほうが良いです。
そして、1つの章が終わったら、また章の最初に戻るというのが、良いと思います。
例えば、1~100の単語をやったら、翌日また1~100の単語をやります。その次の日に200~300の単語に進みます。1章(ターゲット1900だったら1~800まで)を終えたら、また1からやるという感じです。
1章の単語をうろ覚えのまま、2章には進まない方が良いです。
1000のうろ覚えの単語より、500の単語をしっかり覚えた方が点数につながります。
3. 音声を活用する
単語を覚えるときには、音声を聞くのは必須です。
単語の発音とアクセントを知らないと、リスニングで知っている単語が出てきても、その単語が使われたことに気づけません。
profileとdebrisがどんな発音になるか知っていますか。
profileは「プロファイル」、debrisは「ディブリー」という発音になります。
(太字がアクセント、つまり強く発音するところです。)
音声を聞きながら、単語を覚えないと、「プロフィール(×)」、「デブリス(×)」と発音してしまうでしょう。
音声を聞くときには、スマホアプリを使うことをおすすめします。
ターゲットならターゲットの友、パス単なら旺文社リスニングアプリ「英語の友」|英検・TOEIC英語資格対策 (eigonotomo.com)というアプリがあります。
アプリ内で単語帳の音声をダウンロードすることで音声を聞くことができます。(無料)
4. 例文は読まなくていいのか
ほとんどの単語帳には例文がついていますが、最初の段階では無視してかまいません。
もちろん例文を読むことは大切ですが、最初から例文までやるととてつもない時間がかかってしまい、やる気がそがれてしまうでしょう。
単語の暗記でもっとも大切なのは、いかに無駄な作業を減らして効率的に覚えるかです。
なので、例文は単語帳を何周もして、単語をだいたい覚えてからでいいです。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
単語の学習方法で迷われている方は、ぜひ上記の方法を1か月続けてほしいと思います。
どんな方法でも初めての単語を覚えることは苦しいです。
しかし、2周目以降はどんどん楽になっていきます。
つらいのは最初のほうだけなので、がんばって耐えてください。
そうすれば、必ず道は開けます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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